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Paint it!

   僕は自分自身が何の幼虫であるのかできるだけ正確に知りたいのだ

資料が届かず難儀する。
先に進めんじゃないか
ただでさえ、時間が迫っとるっちゅーのに

って、メール
  とーちゃん、ポスター要るか?
おぱんつは、あいかわらず脈絡がない
続けて、メール
  ほれ、ムンクもっとったろ? ナショナルギャラリーのポスター
あ、なんだ、そっち系か

で、唐突に思い出した、冒頭のゴッホ
おぱんつに問いただすと
  惜しいが違う、ゴーギャンだよ、とーちゃん。
何でも、カレシ(自称)にもらったとのこと
  どっちかーってゆーと、好かんから、あげる
って、とーちゃんもあまり好きではないよ


おぱんつは、孤独のひと
このことに触れるのは、何だか少しあれだけど
とーちゃんも、かーちゃんもいない
姉思いの弟がひとり、故郷でがんばってるそうな
姉思いの弟をもったおぱんつは、姉思いの弟がかわいくて仕方ない
だから、できるだけ疎遠にしとくことにした、とのこと
不肖の姉を不憫に思う弟が不憫だから、だって


   たったひとりで修行していたときに学んだもののなかには
   忘れなければならないものがいろいろある

ひとりで生きて来た時間が長いせいか
それぞれの愛情は、とても深かったりする
だけど、それぞれがひとりで生きるつもりのようだ
いままでのように、これからも


   自分の仕事が自分の成し遂げたいと思っているものとかけ離れている
   このことを考えるとき、いつも良心の呵責に悩まされるのだった


とーちゃんは、やっぱり捨てゐぬだから、いつもひとりで居る気でいる
忘れながら、学びながら、忘れながら
自分の目を見ることに使い、いつも自分のやり方で仕事をしていくつもり
だけど、ゴッホにテオがいたように
とーちゃんを心配してくれるひとたちがいて
そーゆーひとたちのことは忘れんようにするつもりです。


おぱんつに、たまには田舎に帰ってやれ、とメールしてみる。
by mockin_snofkin | 2005-08-16 12:01 | かーちゃんず