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カテゴリ:かーちゃんず( 7 )
ウソは罪。

実際のところ、あまり困っとらんかった
と、思うがどうだろぉかいやしかし
ちゅか、困った素振りも見せとらんかった
と、そのような記憶がうっすらやのうてはっきり

    ちゅーしてもえぇねん、いっちゃん
    うちといっちゃんは、ケッコンするねんよ

にじりよるもとえちゃんをどぉかわしたんかは知らん
平成のもとえちゃんいわく

    目あけたら居らんかった(と思う)

ちゅてたけど、それはウソ
ちゅー口のもとえちゃんは、しっかりぱっちり目をあけとった
最初から最後まで、目尻が張り裂けんばかりに、開眼して、ちゅー
ちょっと怖かったし、きらいになりそぉやった
はっきりいうと、不細工に見えたから(o・ω・o)




ともかく覚えてる範囲でわしはこぉいぅた、と思う

    あんな、もとえちゃん、ぼく、ケッコンでけへんかもしれん
    もとえちゃんとケッコンでけへんかもしれんのん(o・ω・o)

一瞬、もとえちゃんの眉毛が吊り上がった(ように思う)
それはそれは、おそろしい鬼の顔だった
ちゅー口からつばをとばして、もとえちゃんはいう

    なにゆてるねん、いっちゃん
    うちとケッコンでけへんて、なんで?!
    なんでなん、いっちゃん?!

鬼の眉毛が八の字になって、キラリ鼻水が光った(と思う)
べっぴんさんも台無しだった
半ベソかいとるもとえちゃんにわしは事情を打ち明ける

    ぼくな、えぇっとな、アッコせんせぇとケッコンすんねん
    アッコせんせぇとケッコンせなあかんねん

ぽかんとするもとえちゃん
ズズッと鼻水をすすってもとのべっぴんさんに
戻っとった(ように思う)




わしが通ってたちゅか混ぜてもろとった幼稚園は、教会が運営しとって
せやからか、グレーの辛気くさい修道衣を着たシスターたちが保母さんをしとった
だけどもひとりだけ、ふつうの洋服(たいていはジャージやったが)のせんせい
ばぁさんシスターに混ざるとひときわべっぴんさんなんが目立った若い先生が居った
いま思えばたぶん、学校を出たばかりの、新米のせんせい
それが、わしのフィアンセ、アッコせんせいやった

なっとくがいかん様子のもとえちゃん
そりゃそうかなぁ、とは思います
ちゅか、納得いかんかった、と、平成のもとえちゃん
水飲み場(これはいわゆるデートやったそうです)でも、弁当の時間も
幼稚園に居る間は、ずっとわしのそばに居ったし
お遊戯の時間に、園児たちのペアを決めようと、せんせいが

    じゃ、好きなこのとなりに座ってください

とゆぅたのを聞いて

    じゃ、好きなところに座ってください

と勘違いしたわしが、外に飛び出し猛ダッシュ
決してわしに順番が回ってこなかった憧れの赤いブランコに座ったときも
わしの後を追いかけ、となりの青いブランコにすわったりしてたんやし
って、もとえちゃんは、べっぴんさんで、席を譲ってもらえたので
赤いブランコには座り放題やったんやけど

ともかくも、そんなもとえちゃんが、ありえません、と
ぼんやりなわしと、美人のアッコせんせぇの婚約現場に立ち会わんわけがのぉて
せやから、アッコせんせぇにも負けんくらいべっぴんさんに戻ったもとえちゃんはこぉゆぅたん

    いっちゃん、うちとちゅーしたないねんな
    うちとケッコンしたないねんな

おもくそ顔の真ん中にしわを寄せ始めたもとえちゃん
これは、あれなのです、号泣する予兆
いちどだけ、見たことがあった
シスターのお仕置き、おけつをおもくそ叩かれたときやった
第二次おたまじゃくし事件の後やった、と思う
あ、第一次の方かもしれんけど
ま、まま、このお仕置きもわしが原因なんやけど
この話はまた今度(o・ω・o)




ともかくも、そぉいうクリティカルな状況にあっても
わしはきわめて冷静やった
そして、ある素晴らしい妙案を思いついたん

いつものみそっかすとは打って変わってクールなわし
もとえちゃんの頭をぽんぽんしながらこぉゆぅた

    そぉやないん、けど、やくそくしたもんはしゃーないん
    やくそくやぶったほうが、ウソつきやねん
    ぼく、ウソつくんは、すかんから、ぜったいウソはつかんねん

最後のセリフは、明らかにウソやった
せやけど、口をついてよどみなく出てきたウソに驚いたんもホントの話
思えばわしは、このときはじめて、良心の呵責ちゅもんを体験したんかもしれん
よぉな、そぉでもないよぉな

ともかくも、最後のセリフは、もとえちゃんの胸を強く打った

    そやね、うちもウソゆぅん好かん
    ウソつくいっちゃんも好かんし
    いっちゃんはウソゆわんから好きやねん
    
このセリフには、そこそこ深い意味があって
それは何やと尋ねたらベンベン♪
って、さっき出てたあれです、おたまじゃくし事件
正確には、それに象徴されるわしの処遇ちゅか汚名とに関係してたりします

    いっ、いっちゃんは、わっ、わるぅないもんの
    いっちゃんは、うっ、うそなんか、ゆてへんもんの

長くなるからまた今度、とは言いましたが
しゃくりあげながらわしをなぐさめるもとえちゃんはべっぴんさんやった
と、だけ(o・ω・o)




ともかくも、わしがウソをついてないことには納得したもとえちゃん
せやけど、あれなのです、やっぱり、しょんぼり
そんなハートブレイクなをとめにわし
頭をぽんぽんしながら、やさしくこぉいいました

    ぼくな、アッコせんせぇとケッコンせなあかんけど
    それはしゃーないけど
    けど、もとえちゃんともケッコンするん

ぽんぽん頭を叩くんが意外に気に入ったわしはぽんぽんを続ける
まりつきの要領で、ちょっと力が入ってきてたように思う
せやから、ぽんぽんちゅかぱしぱし頭をゆわせながらもとえちゃん
ちょっと目を輝かせたん
その様子に、わし、とても満足しながらにっこり、こぉゆぅたん

    アッコせんせぇとケッコンせなあかんから
    ウソはいややから、アッコせんせぇとケッコンして
    それからぼく、もとえちゃんとケッコンするん
    アッコせんせぇのつぎに、ぼく、ちゃんと、もとえちゃんとケッコンするん

って、ここにも伏線が、ひとつ、あるのです
それは何やと尋ねたらベンベン♪
順番は守らなあかん、ちゅ、もとえちゃんの口癖
わしを押しのけ(とったらしい)水を飲み、ブランコを楽しんだ奴らへの
もとえちゃんの、腹の奥底から響く、地鳴りのような呪詛のことば



えぇっとここでひとつ、断っておきたいことがひとつございます
別にわしは、あれなのですよ、意図したわけやないん
そんなに狡猾なやつやなかったんです、ぼんやりさんやったし
せやけど、これは、的確にとえちゃんのウィークポイントをつきました
でもって、一瞬にしてすべてを悟ったもとえちゃんは、こぉいいました

    そやな、順番ぬかしんはあかんな
    ・・・うち、順番ぬかしんする子、きらいや

このセリフは、いまでもよく覚えとるん
もとえちゃんを思い出すたびに、繰り返し聞こえてくるんが、これ

    あれ? 順番抜かす子って、だれのことゆぅてたんやろ?

って、ずいぶんあとになって湧いてきた疑問に引っ張られて
もとえちゃんの声も、クリアになっていって




しぶしぶだろうが何だろうが、ともかくも納得したらしいもとえちゃん
そんなもとえちゃんを連れだって、わしはてくてくと歩き出した
それはどこかと尋ねたらベンベン♪
もちろん、アッコせんせぇのところ、です
ちゅーせなあかんでしょ、と
ケッコンするねんから、と
にばんめのおくさんを連れて、わしはてくてくと歩き出したのでした(o・ω・o)
 
 
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by mockin_snofkin | 2007-10-11 03:57 | かーちゃんず
ちゅーしたらえぇねん。
しとしと雨が降ってた、と思うんやけどたぶん
さくら1組の教室の前の廊下
つたっていくと、水飲み場があって
教室の前にもあったけど
そこはいっつもおもくそ混雑しとるし
いつまでたってもわしの番が回ってこないので
わしの番だけ回って来んちゅのが正解なんやけど
ともかくも、そこはあるときから使わんようになって
廊下をずっとつたって歩いてプールの前
少し長い庇の下の、石の水飲み場がわしのオアシスになった

    ここまで来たらいっちゃんでも水が飲めるん
    ちょっと遠いけど、ここ来たらえぇ

そう教えてくれたんが、もとえちゃんやった
わし「でも」ちゅあたりがうっすら気になったんで
いまでもよくよく覚えとる
そのときはじめて、わしはわしの境遇を知ったと思う
ま、まま、うっすらとやけど(o・ω・o)



心ゆくまで水を飲んで満足なわし
ちゅか、並ばんでも水を飲める、だけやのうて
庇を支える支柱にツタが絡んどって
庇自体もツタに覆われとって
この水飲み場は何となく好きやったんで

あたり一体がうっすらと緑がかったとった
水に濡れた水飲み場の石も、優しいような柔らかいような
せやから、いい気分で居れて、満足なわし
うっすらとにこり、満腹

    いっちゃん、嬉しいんか?
    気に入ったんか、ここ?

うん、気に入ったん
教えてくれて、ありがと(o・ω・o)

って、もとえちゃんは来るたびに同じことを聞くのだなぁ
とは、思ってたけど
素直なわしは聞かれるたびに礼を言うてた
ちゅか、礼を言うたびに、わし
毎回、礼をゆた後で、あ、前にも聞いてたなぁと思い出した
あたりがたぶん正解に近いようやけど(o・ω・o)



が、そんときは違ってた
いつもは、ありがとうとわしがいうと
それでもとえちゃんも満足しとったが
その日は違ってた

    ありがとちゅんはな、いっちゃん
    ありがといわれても
    ほんまにありがとなんかわからんのや

うん(o・ω・o)

    えぇっとな、いっちゃん
    せやから、ほんまにありがとうなんか
    ありがとゆわれても
    うちにはわからんのんやで

ぅー・・・うん(o・ω・o)
実際、何がいいたいかわからんかったが
もとえちゃんがいうんやから間違いないと思って
うん、というてみた
いうてみたら、もとえちゃん

    ちゅーしよ、いっちゃん

(o・ω・o)

    ありがとやったら
    うちと、ちゅーしたらえぇねん

ときどき、わしはこう思ってた
もとえちゃんは無茶苦茶なことをいうなぁ、と
そしてそのときもそぉ思ったんやが
もとえちゃんは、それをさとったか
ぼんやり顔のわしにちょびっと近寄って

    うちのおかーちゃんがゆてた
    おとーちゃんとちゅーするんは
    おとーちゃんがありがとゆてるんやて

じりじりじりじり、じわじわじわ
にじりよってくるもとえちゃん
ちょびっとちゅーの口になっとったように思う
って、わしはわしは、もとえちゃんの口を凝視してたわけやなくって



もとえちゃんがじりじりじりじり、じわじわなとき
わしのぼんやりな頭にぼんやり浮かんだ疑問を追っていて
で、なんとなく素朴な疑問やとは思いつつ
ちゅーな口をしたもとえちゃんに聞いてみた

    あのな、もとえちゃん
    何、いっちゃん?

ちゅー口のままストップするもとえちゃん
先にも増してちゅー口になってた
ちゅー口をすると、あれなんやな
もとえちゃんでさえ変な顔になるんやなと思いつつ

    ありがとちゅてちゅーすんのはな
    とーちゃんとかーちゃんやろ?
    せやったら、ちゅーしたらあかんやん

ちゅー口やったもとえちゃんが固まる
そしてちょっと怒った口調で

    いっちゃん、ありがとゆの、うそやったんか?

と、ちょっとずれたことを言うた
と思うんやが、このあたりの記憶は微妙
でも、ちょっと怒ったんは確かやと思う
で、もとえちゃん怒ったちゅことは
わしがおかしなことゆとるんやろなぁと思いつつ
ともかくも、わしは先に思ったことをゆて見た

    ウソちゃうけど、ぼく、とーちゃんちゃうもん
    もとえちゃんも、かーちゃんちゃうから、ちゅーしたらあかんやん
    
別にもとえちゃんとちゅーしたくなかったわけでもないけれど
ともかくもゆてみた
余談やけど、このあたりからの話は、平成のもとえちゃんもしっかり覚えとった
ちゅか、わしを見かけた途端、水飲み場で満足げなわしを
それから、この後に続く話を思い出したんだそうな

まぁ、よくよく聞けば覚えとっても不思議ではないとは思うけど
とーちゃんやないから、ちゅーでけんとゆうたわし
すると、もとえちゃんは、にっこりと笑ってこうゆうたん

    いっちゃんは、うちとケッコンするから、せやからちゅーしてもえぇねん

ちゅーしてもえぇねんって
そうゆうた後、ちょっと顔が赤くなっとった


平成のもとえちゃんいわく
話をする順番が逆になったんやと
ケッコンの話をしてから、ちゅーしよていうつもりやったと
予定では、そうやったらしい
って、予定しとったちゅのは初耳やった
30年後に知らされた真実(o・ω・o)



 
で、話を戻すと、こんな感じ
あぁ、そうか、ケッコンするからちゅーしてえぇんか
と、うっすら納得しかけたわし
けれども、とても重要なことを思い出して
って、かなり長くなったので、この話の続きも、またこんどにします(o・ω・o)
 
 
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by mockin_snofkin | 2007-10-02 03:53 | かーちゃんず
もとえちゃん、現る
    
    あー・・・いっちゃん?!
    いっちゃんやろ、な、なぁ、な?!
 
えぇっと、たしかにわしは
「いっちゃん」と呼ばれております
ま、「いっちゃん」ちゅのは、あれですけど
実際とは、ひと文字変えてますけど
それはそれ、ネットだからブログだから

でも、まっておくれょ、おねぃさん
わしを「いっちゃん」と呼ぶのは、ですね
近頃ではあれですよ?
親族の他では約1名だけなのです
でもって、あなたは親族でもなく
みたところ、約1名でもないような(o・ω・o)

    あたし、あたし
    ってもぉ、忘れたん、もとえやん、も・と・えっ!

にっこりわらう30代のおねぃさん
ちょっと、べっぴんさんです
ぃぁ、けっこぉ、ちゅか、かなりの

んー・・・
どなたでしょぉか(o・ω・o)?

    こら、いっちゃん、おこるょ
    婚約者の顔忘れたんか!

え?
こんやく、って、わしはわしは
わしのわしの知らん間に
とぉとぉケッコンの約束なんちゅことまで
しでかしたのか知らん?
やらかしてしもぉたのか知らん(o・ω・o)?



ふふふ、と、ふたたびにっこりわらう30代のおねぃさん
ちゅか、もとえおねぃさん
もとえさん
もとえ、もとえ、もとえ、じゅげむじゅげむもとえちゃん
って、あ、あぁ、ああああああああ
もとえ、ちゃん?!

    やっと思い出したん、いっちゃん
    あいかわらず、ぼんやりしとるんやね

ふふふ、と、もとえちゃんはわらう
静かに降る雨がよく似合うん
からっとよく晴れた秋空の方が
きっともっとよく似合っとる
とは思うけど、雨模様の再会




たしかにわしは、ぼんやりしとる
と、思うんよ、自分でも
けどね、もとえちゃん
偶然に、まったくのノーマークの状態で
ばったりと再会したんよ
30年ぶりくらいで
名前ゆぅて気づく分だけ
わしは、お利口やと思うん(o・ω・o)




幼稚園でいちばんの、べっぴんさん
それが、もとえちゃん
でもって、わしがわしの生涯で
2番目に結婚の約束をした女の子
でもって、わしがわしの生涯で
いちばん最後に約束をした女の子
なのであります、いまのところは



ま、まま、この続きも、またこんど(o・ω・o)
 
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by mockin_snofkin | 2007-09-30 23:29 | かーちゃんず
うん、反省してます。

去年の大晦日の話

   ともかくさぁ、一日しか休みがないんだからね
   明日は分刻みのスケジュールだょ
   あっちこっちまわらなきゃならんの

晦日の深夜に何か知らんって、明日の話ね
実家に帰る前に、あれこれ用意して、って

   今年はね、紅白を最初から、の予定
   ここ数年観てないんだから  
   とーちゃん、明日は忙しくなるよー
   ってことで、昼過ぎに集合(=゚ω゚)ノ  

ガチャリ。ツー、ツー・・・


でもね、眠かったんです
とっても疲れてたんですょ、とーちゃんは
だから、2時の約束を6時間ほどオーバーしました(´・ω・`)

そのあとの話は書きたくありません
ご想像にお任せします
でもまぁ、血の雨は降らなかったし
思ったほど怒られもしなかったような・・・


今年は、何とか時間厳守できそうです

   とーちゃん、とーちゃん、起きてるかぁ?
   そろそろ支度しないと紅白に間にあわんょ
   風呂にでも入って目を覚ましなさい
   時間近くになったら、また電話するょ(=゚ω゚)ノ

まったく頼もしいかぎりで、安心
けどね、時間通りに行けば行ったで壮絶な戦いが待ってそうで


ボビーの試合、観れるか知らん??
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by mockin_snofkin | 2005-12-31 12:36 | かーちゃんず
Paint it!

   僕は自分自身が何の幼虫であるのかできるだけ正確に知りたいのだ

資料が届かず難儀する。
先に進めんじゃないか
ただでさえ、時間が迫っとるっちゅーのに

って、メール
  とーちゃん、ポスター要るか?
おぱんつは、あいかわらず脈絡がない
続けて、メール
  ほれ、ムンクもっとったろ? ナショナルギャラリーのポスター
あ、なんだ、そっち系か

で、唐突に思い出した、冒頭のゴッホ
おぱんつに問いただすと
  惜しいが違う、ゴーギャンだよ、とーちゃん。
何でも、カレシ(自称)にもらったとのこと
  どっちかーってゆーと、好かんから、あげる
って、とーちゃんもあまり好きではないよ


おぱんつは、孤独のひと
このことに触れるのは、何だか少しあれだけど
とーちゃんも、かーちゃんもいない
姉思いの弟がひとり、故郷でがんばってるそうな
姉思いの弟をもったおぱんつは、姉思いの弟がかわいくて仕方ない
だから、できるだけ疎遠にしとくことにした、とのこと
不肖の姉を不憫に思う弟が不憫だから、だって


   たったひとりで修行していたときに学んだもののなかには
   忘れなければならないものがいろいろある

ひとりで生きて来た時間が長いせいか
それぞれの愛情は、とても深かったりする
だけど、それぞれがひとりで生きるつもりのようだ
いままでのように、これからも


   自分の仕事が自分の成し遂げたいと思っているものとかけ離れている
   このことを考えるとき、いつも良心の呵責に悩まされるのだった


とーちゃんは、やっぱり捨てゐぬだから、いつもひとりで居る気でいる
忘れながら、学びながら、忘れながら
自分の目を見ることに使い、いつも自分のやり方で仕事をしていくつもり
だけど、ゴッホにテオがいたように
とーちゃんを心配してくれるひとたちがいて
そーゆーひとたちのことは忘れんようにするつもりです。


おぱんつに、たまには田舎に帰ってやれ、とメールしてみる。
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by mockin_snofkin | 2005-08-16 12:01 | かーちゃんず
オオカミ少年。

村はずれの羊飼いの少年
いつもひとりぼっちで、淋しく、退屈。
ある日、 思いついて
  「オオカミだぁー、オオカミが来たぞぉおおー」
って、いたずら。
驚き慌て、無駄足を踏む村人たちと、それに気を良くする少年。
来る日も来る日も、
  「オオカミだぁー、オオカミが来たぞぉおおー」
って、叫ぶ、叫ぶ。
ところが、ある日、ホントにオオカミ
  「オオカミだぁー、オオカミが来たぞぉおおー」
驚き慌て、必死で叫ぶ少年と、その声をシカトする村人
少年はオオカミに襲われて喰われてしまいましたとさ。



とーちゃんを呼び出す時のかーちゃんたちは、とっても強引。
  雨降っとるから出かけるの止めて、とーちゃんの様子でも見ようかと
ならまだましな方で、
  あ、さっきね、交差点で犬が信号待ちしとったんよ、だから
とか、
  髪の毛はねとるんだけど、何とかしてよ、とーちゃん
って、やっぱり、これじゃあ戸惑ってしまう
いつものことながら。

ぼんやりとどんくさく、ぐずぐずのとーちゃんに
  もぉええから、○○時に××に来たらええんじゃ、とーちゃんは!
って、ガチャン。
忙しいのも、体調悪いのも、きれいさっぱり無視
すがすがしいくらい。

会えば会ったで、小言の数珠つなぎが待っています。
開口一番の
   さっきの電話は何じゃ?!
に始まり、
   もそっとマシなカッコはできんのか?!
と続いて、
   何が食べたいかもわからんくらいひもじいんか?!
ってな三連発。
その後、たいていは、
   忙しいなら、来なけりゃいいのに
ってなことを挟みつつ、
   ほら、もそっとしっかり食べられんのか?!
あたりに行き着きます。
別れ際には、
   しっかり気をつけなさい。風邪なんかひくんじゃないよ、あふぉ。
と小言を締めくくります。  

照れの裏返しである
とーちゃん的には、いいように解釈しています。
長く続けられないみたいだから
小言の合間の、ニコニコ顔
まぁ、なんとゆーか、意地張って生きとる手前、ってことでしょうか。


かーちゃんたちは、みんな、忙しい合間を縫ってやって来ます
わざわざ、とーちゃんに小言を言うためだけに
   まぁ、しゃーないな、よしっ、何とか都合をつけてやるか
そういう心意気に、涙が出るくらいの感謝
忙しいとか、風邪ひいたとか
そーゆーこと言ったら、絶対にバチが当たります。

いつか、おかえしするつもり
ただ、嘘も本音も吐かないような、強いひとたちなので
オオカミやっつけに飛んでいけば、それはそれで申し訳なく
それからまた、冗談ゆーようなひとたちでもないので
とーちゃん得意の派手な無駄足も踏めません
いつだってかーちゃんたちは、とーちゃんの先を行ってるので

    とーちゃんのためなら エンヤコラ
    かーちゃんのためなら エンヤコラ

かっこええおんなのひとって困る
いつまでたっても、とーちゃんがカッコよくなれそうにないから
数珠つなぎの小言のメロディにせっつかれてはいますが。

    いまも聞こえる ヨイトマケの唄
    いまも聞こえる あの子守唄
    どんなきれいな唄よりも  どんなきれいな声よりも
    僕を励ましなぐさめた
    かーちゃんの唄こそ 世界一

かーちゃん見てくれ、この姿
って、ともかく、できるだけ早く言わんといかんな
その頃には、どこかにすっと居なくなっとるでしょうが。

    とーちゃんのためなら エンヤコラ
    こどものためなら エンヤコラ

って、そうか
娘に見せればええか。


(引用 「ヨイトマケの唄」 作詞・作曲:丸山明宏)
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by mockin_snofkin | 2005-08-10 20:55 | かーちゃんず
さいしょのかーちゃん。
その看護婦さんは、透きとおるような真白な肌をしていて
右の目許の泣きぼくろが、とってもせくしぃな女性でした。

手術後の容体を気づかってくれたのか、ベット脇の枕許近くにしゃがみ込み
横たわったままの僕と同じ目線で、彼女は、手術の経緯などの簡単な説明を
はじめました。

けれども、何を言ってるのかさっぱり。
少し頭の位置をずらして、注意深く話を聞こうとはしました。
でも、まだ麻酔が抜けきらず、意識が朦朧とするなかでは、彼女のいうことが
ほとんど理解できませんでした。

ハッキリと認識できたのは、ただひとつ。
ベッド脇にしゃがんだ彼女の両膝の間から垣間見えるもの
彼女の、淡いぴんくのパンツ、だけでした。

説明を終えた彼女は、最後に、
「何か伝えておきたいことはありませんか? 何でも遠慮せずに言って下さい」
というようなことを、柔らかい笑顔で尋ねてきました。

ともかくもそのときは、
『何でもいいから思ったこと、気になったことを伝えなければならない』
ということだけを考えていたのだと思います。
状況に配慮する余裕がなかった、といいますか、そんな感じ。
手術後すぐの事であったし、それに、まぁこれは後から判ったのですが、当時は
40度近い高熱にうなされていたので。

だから、そっとささやくような彼女の問いかけに、軽く頷いた後、
「パンツ、見えてる」
と、そのときいちばん気になっていたことを素直に伝えました。

でも、呟くような言葉がよく聞き取れなかったようです。
柔らかな彼女は、
「えっ?なんですか?」
と、はずみで頬が触れるくらい、耳を口許にぐぐっと近づけてきました。

できるだけ楽な姿勢を保てるように、との、たとえそれが職務上の行為で
あったとしても、その職責を充足して余りあるような、きめ細かやかな心遣い。
高熱にうなされるなか、そんな優しさを思いました。

ならばここは、精一杯の誠意をもって応えなきゃあ、いかん、よね。
できるだけ咽を反らせ、こちらからも耳許に近づいてみる。
けれど、首筋。
せいぜい耳たぶの辺りまでしか届かない。
だから、少し声を張って、もういちど、
「パンツ、見えてます」
と、こんどは少し丁寧なことばに改めて、いちばん気になっていたことを
はっきりと伝えました。

やや間がって、わずかに、のけぞる。
首筋から頬、それから目元のあたりにかけて、白い肌が、みるみるうちに
薄桃色に染まっていきます。
ほんの少し眉をひそめ、何だか困ったような、怒っているような
それでいて、口許に静かな微笑を浮かべ、無言で暫く僕を見つめていました。

そのときの、かすかに潤んだような瞳が、とってもエッチでした(100点)。



かーちゃんにしたい、って思っても不思議ではないでしょ?
誰だってそう思うはず。
って、かーちゃんになったのは、ずっとあとの話だけど
柔らかい彼女は、柔らかいままでした、とさ。
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by mockin_snofkin | 2005-07-11 13:37 | かーちゃんず