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さいしょのかーちゃん。
その看護婦さんは、透きとおるような真白な肌をしていて
右の目許の泣きぼくろが、とってもせくしぃな女性でした。

手術後の容体を気づかってくれたのか、ベット脇の枕許近くにしゃがみ込み
横たわったままの僕と同じ目線で、彼女は、手術の経緯などの簡単な説明を
はじめました。

けれども、何を言ってるのかさっぱり。
少し頭の位置をずらして、注意深く話を聞こうとはしました。
でも、まだ麻酔が抜けきらず、意識が朦朧とするなかでは、彼女のいうことが
ほとんど理解できませんでした。

ハッキリと認識できたのは、ただひとつ。
ベッド脇にしゃがんだ彼女の両膝の間から垣間見えるもの
彼女の、淡いぴんくのパンツ、だけでした。

説明を終えた彼女は、最後に、
「何か伝えておきたいことはありませんか? 何でも遠慮せずに言って下さい」
というようなことを、柔らかい笑顔で尋ねてきました。

ともかくもそのときは、
『何でもいいから思ったこと、気になったことを伝えなければならない』
ということだけを考えていたのだと思います。
状況に配慮する余裕がなかった、といいますか、そんな感じ。
手術後すぐの事であったし、それに、まぁこれは後から判ったのですが、当時は
40度近い高熱にうなされていたので。

だから、そっとささやくような彼女の問いかけに、軽く頷いた後、
「パンツ、見えてる」
と、そのときいちばん気になっていたことを素直に伝えました。

でも、呟くような言葉がよく聞き取れなかったようです。
柔らかな彼女は、
「えっ?なんですか?」
と、はずみで頬が触れるくらい、耳を口許にぐぐっと近づけてきました。

できるだけ楽な姿勢を保てるように、との、たとえそれが職務上の行為で
あったとしても、その職責を充足して余りあるような、きめ細かやかな心遣い。
高熱にうなされるなか、そんな優しさを思いました。

ならばここは、精一杯の誠意をもって応えなきゃあ、いかん、よね。
できるだけ咽を反らせ、こちらからも耳許に近づいてみる。
けれど、首筋。
せいぜい耳たぶの辺りまでしか届かない。
だから、少し声を張って、もういちど、
「パンツ、見えてます」
と、こんどは少し丁寧なことばに改めて、いちばん気になっていたことを
はっきりと伝えました。

やや間がって、わずかに、のけぞる。
首筋から頬、それから目元のあたりにかけて、白い肌が、みるみるうちに
薄桃色に染まっていきます。
ほんの少し眉をひそめ、何だか困ったような、怒っているような
それでいて、口許に静かな微笑を浮かべ、無言で暫く僕を見つめていました。

そのときの、かすかに潤んだような瞳が、とってもエッチでした(100点)。



かーちゃんにしたい、って思っても不思議ではないでしょ?
誰だってそう思うはず。
って、かーちゃんになったのは、ずっとあとの話だけど
柔らかい彼女は、柔らかいままでした、とさ。
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by mockin_snofkin | 2005-07-11 13:37 | かーちゃんず