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買ってクレーってな駄洒落。
 
私の頭の中の消しゴムって映画
少し前に話題になったそうで
そのなかに出てきとったって、おぱんつ
おぱんつが出演したわけではなくて
絵画がでてたのさ、という話
パウル・クレーの絵画

忘れっぽい天使っていう絵画
いかにもだけど
やさしげな感じがして
やさしげなってあたりが好かんの
いちばんよくないのさ
ってなセリフを他所で聞いて
それで思い出したのさ

その絵はそれで良いのだけれど
いまひとつ、のところなわけで
クレーの絵画は好きだけど
天使なら、忘れっぽいのじゃなくて
まぁ天使が忘れっぽいってあたりは納得
だけど、いまは絵画の話
忘れっぽいのじゃなくって
新しい天使の絵が好きなんだってな感想



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この天使は、いまにも遠ざかろうとしているようだ
彼がじっと見つめている何ものかから

彼の眼は大きく見ひらかれていて
口はひらき、翼は拡げられている
歴史の天使は、このような姿をしているに違いない

その顔を、彼は過去の方へと向けている
ぼくらであれば、出来事の連鎖を眺めるところに
彼はただ、ひとつの破局だけを見ている
そこでは瓦礫が積み重ねられるばかりであって
つまるところ、彼の眼前には廃墟が拡がっているのだ




きっと彼は、そこに留まっていたいのだろう
死者たちを目覚めさせ、破壊されたものを寄せ集めて
積み重なった瓦礫を繋ぎ合わせたいのだろう
しかし楽園から吹いてくる強風が、彼の拡げた翼に絡まる
あまりの風の激しさに、もはや翼を閉じることはできない
その強風は、彼を後方へと押し流していく
彼が背を向けている未来の方へ
その間にも、彼の眼前には、積み重なった瓦礫
天にも届くほど、積み重なっていて


ぼくらが進歩と呼んでいるもの
天使の翼に絡まる強風こそが、その正体なのだ

ー W.Benjamin, Über den Begriff der Geschichite,1940, trans. mockin_snofkin




おぱんつの話から、脱線
次こそは、彼女が主役ということで(=゚ω゚)ノ
 
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by mockin_snofkin | 2006-03-12 05:27 | minima moralia